とりちらかったもろもろの言葉たち

ちょっと大きめのつぶやきにすぎない戯言をとりあえず書いてみました

平たく言って、世界が変わる

なんと言うか、生成AIがすごい勢いで変化している。よく言われるが「寝て起きたら世界が変わっていた」。本当にそんな感じがする。

これだけ精度が高い応答をしてくると、コンピュータの使い方がおそらく変わる。なんでもAIに聞けばいいということでもないが、とりあえずAIに聞いてみるようになる。ググるのも技術だったが、プロンプトる(まだこんな言葉は生まれていないが)のも技術になりそうだ。

例えばこんなことを聞いてみた。

example.comなどで動くサービスの死活監視をするプログラムを作ってください。

1.ドメイン名とポート番号はSharePointに格納されたExcelファイル「サービス.xls」のそれぞれ1列目と2列目にあるものとします。空白行があるまでを処理対象としてください

2.ただし手作業でドメイン名とポート番号を指定できるようにもしたいです。

3.死活監視の間隔は10分に1回とします。

4.応答で得られたバナーを表示してください。

5.GUIで表示するようにしてください。

これに対するChatGPTの回答は以下の通りだ。

GUIを使用したプログラムを作成できないとな。

しかし、よく見ると「SharePointで」というのがまるっと無視されていた。そこで追加でリクエストを送る。

ExcelファイルはSharePointに格納されているのですが。

回答はこうだ。

実のところこの対話をしたときはChatGPTはご機嫌斜めで、何度もエラーが出た。エラーで記録されなかった回答の中にはPyQtを使ってGUIを作りかけた回答もあった。

そういうわけでまだまだ完成度は低いが、なんだかんだで使えそうなプログラムができてしまっている(使えるかどうかまでは確認していない)。自力でライブラリ探して一歩一歩進めるよりも、ずっと開発効率が上がっているのは確かだろう。

今までのコンピュータの使い方って、「調べて理解して実践する」という感じだった。これが「聞いてみて実践する」に変わるような気がする。冷静に考えるとこれは大きな変革であるように思う。

よく「創造的な仕事はAIに奪われない」というが、まったくの創造的な仕事って意外と少ない。そして「言葉を紡ぐ」という能力の大半は、一見創造的であるが実はこういう過去の経験の組み合わせで表現できてしまうということがChatGPTによって示されたような気がする。

いろいろな仕事のやり方というか、位置づけが根本的に変わってくるような気がしてならないのだ。

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